保護者インタビュー:利用前と利用後の心の変化

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保護者インタビュー:利用前と利用後の心の変化

最初は心配だったけど…

最初は心配だったけど…
「本当に通えるのかな」
「周りについていけなかったらどうしよう」

これは、息子が就労支援施設の見学に行く前、私が何度も心の中でつぶやいていた言葉です。

高校卒業後、なかなか社会に出るきっかけをつかめず、自宅で過ごす時間が長くなっていた息子。将来への不安はありましたが、無理に背中を押すこともできず、親としても迷いの毎日でした。

そんなとき、市の相談窓口で紹介されたのが就労支援施設でした。

見学の日は、親のほうが緊張

見学当日、息子はほとんど言葉を発しませんでした。
実は、隣にいた私のほうが緊張していたと思います。

「うちの子は人見知りで…」
「体調に波があって…」

心配ごとばかりを並べる私に、スタッフの方はこう言ってくれました。

「大丈夫ですよ。まずは週1日、短時間からでも始められます」

その一言で、肩の力がふっと抜けたのを覚えています。
“完璧にできる人が通う場所”ではなく、“これから整えていく人のための場所”なのだと知り、少し安心できました。

不安はゼロではなかった

「本当に続くのだろうか」という気持ちは正直ありました。

でも、通い始めてみると、息子は思った以上に頑張っていました。
最初は週2日、午前中だけ。
帰宅すると「今日はこれをやったよ」とぽつりぽつりと話してくれるようになりました。

その小さな変化が、私にとっては大きな安心材料でした。

少しずつ変わっていった日常

通所が習慣になるにつれ、生活リズムが整い始めました。
朝、自分で起きて準備をする。
帰ってきたら、その日の出来事を話す。

以前は将来の話になると険悪な空気になっていましたが、今は「今日はこんな作業ができた」と前向きな会話が増えました。

スタッフの方が定期的に面談をしてくれ、困りごとを共有できるのも心強い存在です。
「何かあれば相談できる」という安心感が、親としてどれほど支えになっているか分かりません。

今、感じていること

あのとき、勇気を出して見学に行って本当によかった。
今ではそう思えます。

もちろん、これからも課題はあるでしょう。でも、「ひとりで抱えなくていい」という環境があることが、何よりの安心です。

就労支援は、子どもだけの場所ではありません。
家族にとっても、“一緒に歩んでくれる場所”なのだと感じています。

もし今、不安で一歩を踏み出せずにいる方がいたら——
まずは見学だけでも行ってみてください。

その一歩が、親子の未来を少し明るくしてくれるかもしれません。