就労継続支援A型・B型・就労移行支援とは?

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就労継続支援A型・B型・就労移行支援とは?

初めてでもわかる支援制度の違いと選び方

初めてでもわかる支援制度の違いと選び方
「働きたいけれど、いきなり一般企業での就職は不安」「自分にできる仕事があるか心配」——そんな思いを持つ障がいのある方やご家族にとって、就労系福祉サービスは大きな支えとなります。特に「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」「就労移行支援」の3つは、働くことへの一歩を後押しする大切な制度です。本コラムでは、それぞれの制度の特徴や違い、選び方についてわかりやすく解説します。

◆ 就労継続支援A型:雇用契約のある「働く場所」

A型は、企業と雇用契約を結んで働くスタイルの支援制度です。最低賃金が保障され、労働時間や業務内容も雇用契約に基づいて行われます。事業所内での軽作業や製造、清掃業務など、比較的安定した環境で仕事をすることができます。

【対象者】
・一般企業での就職が難しいものの、一定の就労能力がある方
・障害者手帳を持つ方や医師の診断書がある方(18歳以上)

【メリット】
・収入が得られる
・出勤のリズムができ、社会性が身につく
・就労実績を通じて一般就労を目指すことも可能

◆ 就労継続支援B型:無理なく自分のペースで

B型は、雇用契約を結ばずに働くスタイルです。日々の体調や生活リズムに合わせて通所でき、作業内容や時間も柔軟に設定されます。作業の対価として工賃が支払われますが、金額は事業所ごとに異なり、収入はA型よりも少なめです。

【対象者】
・年齢や体力面から一般就労やA型での勤務が困難な方
・精神的な負担が大きい方や、生活リズムを整える段階の方

【メリット】
・無理なく通所できる
・生活の中に「役割」や「やりがい」が生まれる
・就労へのステップアップや日常生活の安定につながる

◆ 就労移行支援:一般就労へのステップ

就労移行支援は、最終的に一般企業への就職を目指すための準備支援です。職業訓練やビジネスマナーの習得、履歴書の書き方、面接対策などを受けながら、就職活動を進めていきます。企業見学や実習の機会もあります。

【対象者】
・65歳未満の障がい者で、一般就労を目指している方
・原則として2年間の利用期限あり

【メリット】
・専門的な就職サポートが受けられる
・企業実習などを通じて自信がつく
・就職後の定着支援もあり、長く働き続けられる環境が整う

◆ どの制度を選べばいい?

選び方のポイントは「現在の就労能力」と「将来の目標」です。

すぐに働きたい・収入が必要 → A型

ゆっくりと体を慣らしたい → B型

一般企業での就職を目指したい → 就労移行支援

また、複数の施設を見学・体験してみることで、自分に合った雰囲気や働き方を見つけることができます。ハローワークや相談支援専門員と連携しながら、じっくりと進めていくのがおすすめです。

働くことは、収入を得る手段であると同時に、社会とのつながりや自己肯定感を育む大切な機会でもあります。それぞれの状況に合ったステップから、安心して「働く」を始めてみませんか?